知れば知るほど魅力的な海の生物「ウミウシ」の特徴とは?
魅力的な海の生物「ウミウシ」の特徴に迫ります
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海の宝石ともいわれている「ウミウシ」
ウミウシはカラフルな外見や奇抜な姿かたちから、近年じわじわと人気を高めています。最近は写真集も販売されて、一気にウミウシの知名度も高まっています。
そんなウミウシは、水から出ると水中では目立っているツノや背中部分のエラは体に張り付いてしまいます。あの形状の可愛らしさや美しさは海という水中だからこそ生まれるのです。
ウミウシは巻貝の仲間の軟体動物で、貝殻がなかったり、貝殻が目立たない巻貝にこの呼称がつけられています。
幼体の時には巻貝の子どもと同じような形状をしています。ですが、成長とともに備わっている貝殻は取れたり、体に吸収されます。
ウミウシは食性もバラバラ
海の生物であるウミウシを見るために水族館へ行きたい!と思う方も多いかもしれませんが、ウミウシは種類によって食性がバラバラで飼育が難しいことでも知られています。
海藻などを食べる草食性のウミウシもいますが、ヨコエビなどを食べるウミウシもいます。中にはウミウシが産みつけた卵を食べるものや、他の種類のウミウシを食べてしまうものもいます。
海藻をエサとするウミウシでも、食べる海藻と食べない海藻があることも珍しくはありません。こんな偏食振りからウミウシは飼育が非常に困難だといわれています。
ウミウシは葉緑体をエサから盗む
体色が緑色のウミウシは「盗葉緑体」といって海藻などの葉緑体を盗み、自分の体に取り入れることができます。このようなウミウシは海藻の細胞に穴をあけ、歯を使って細胞質を吸いながら食べて、体を緑色にしているのです。
ウミウシに取り込まれた葉緑体は数日から数か月間そのまま保持できるといわれていますが、この期間は種類によってバラバラです。
ウミウシの中には毒性が強いものも
背中がフサフサしているミノウミウシのエサはクラゲなどの刺胞動物です。
刺胞動物は刺胞部分に毒液と針が入っていますが、ミノウミウシはこの刺胞部分を食べることで、毒がある刺胞を体内に取り込み、自分の身を守るために背中のミノに集めています。
アオミノウミウシは猛毒のカツオノエボシやクラゲなどを食べるウミウシですが、毒性が特に強いカツオノエボシの刺胞を敢えて選んで蓄えているといわれています。
カツオノエボシが海面に浮かぶ習性があるため、アオミノウミウシもその習性に合わせて海面に生息しています。アオミノウミウシは「ブルードラゴン」とも呼ばれていて、思わずその美しさが目を引きますが、アオミノウミウシを見つけても触れないように注意しましょう。
ウミウシを海で見つけよう!
ウミウシを見たいなら海で探すのがおすすめです。スキューバダイビングをしてもウミウシには出会えますが、磯でもその姿を見ることができます。
磯でウミウシを見つけるコツは、潮汐表をあらかじめチェックして潮がよく引く日の、特に引くタイミングに行くことです。ウミウシは干上がった場所では生息できないので、水があるところを探してみてください。潮位が高いとウミウシが生息している場所まで行けないため、探す時間帯はとても大切です。
ウミウシを探す時は装備も大事です。磯の岩は滑りやすいですし尖っていることもあります。探しやすいスニーカーなどを履くようにしましょう。また、クラゲやオコゼなど、毒性の生物も磯にいるので、間違って触ってしまっても大丈夫なように軍手やグローブもつけておきましょう。
また、ウミウシはとても小さいので見つけるのは大変です。体勢を低くしながら岩陰や海藻の下を探してみてください。
ウミウシを見つけたら写真を撮ったり、姿かたちを観察してみてください。身近な海にウミウシがいると思ったら、ワクワクしますよね♪ぜひ一度、ウミウシを探しに海に行ってみてくださいね。
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