イソギンチャクの飼育方法とは?初心者向けに解説します!
イソギンチャクの飼育方法を丁寧に解説します♪
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イソギンチャクは生命力こそ強いものの、意外とデリケートな生き物です。傷がついたり良い場所に定着できなかったり、些細な事故で死んでしまうことも少なくありません。ここでは初心者の方でも分かりやすいよう、イソギンチャクの飼育方法を教えます。
イソギンチャクとは?
イソギンチャクはプランクトンなどを食べる無脊椎動物です。毒を持つ触手でプランクトンを食べる以外にも、栄養をとる手段を持っています。イソギンチャクの体にはサンゴと同じく「褐虫藻」と呼ばれるプランクトンのようなものが住み着いています。
飼育の際に用意するもの
水槽、蓋
好ましい大きさは種によって異なります。中にはセンジュイソギンチャクのように動き回る種もいますので、蓋があるとよいでしょう。
底砂、ライブロック
砂や砂利を3cmほど敷き、イソギンチャクが定着できるように大きめの石やライブロックもいくつか入れましょう。
プロテインスキマー
口から老廃物を吐き出して水質を悪化させるので、浄化装置は必要です。コスパの良いベンチュリー式で、出来る限り大きなものを選びましょう。
水流ポンプ(首振り機能付き)
イソギンチャクは水流が無いとストレスを感じてしまうので、必ず用意しましょう。
照明
自然の海の水深5m以上では青色の光が多く届いているので、イソギンチャクの褐虫藻が光合成を行うためには、青色を発光できる青色LEDが適しています。
人工海水の素
海水を汲むのが望ましいですが、市販されている海水の素で作ったものでも問題はありません。サンゴ用の栄養分が高い人工海水が作れる商品を選びましょう。
ヒーターやクーラー、水温計
水温は23度~26度程度が目安です。ヒーターは、直接触れると熱く、火傷をした結果死んでしまうなんてこともあるので、イソギンチャクが上に乗れないような工夫をすることも重要です。
掃除道具
水替えは2週間に1回、水槽内の半分だけを入れ替えます。冬は日向、夏は風通しがよく直射日光が当たらない場所に置いてあげてください。
注意すべきこと
水温と水質
27度を超えてしまうと弱ってしまいます。いったん弱ると回復が難しいので、水温は23度~26度で管理しましょう。水質は硝酸塩が蓄積しないように気をつけなければなりません。2週間に1回は水換えをするようにし、水質管理に務めましょう。
水流の強さ
水槽内でも自然界をできるだけ忠実に再現する必要があります。しかしそれを表現することは難しい上に、種によって好む水流の強さも違います。また、水槽内の水が全体的に流れるような流れを作ることが重要です。流れはランダムにしたほうがより自然の海に近づきますので、首振り機能付きのポンプを使用することをお勧めします。
定着場所
イソギンチャクは水槽の中に入れても自分で定着する良い場所を探して動き回る場合があります。好む場所は個体によって異なりますが、良い場所を見つけられずに長い間動き回っていることもイソギンチャクの死亡の原因となります。イソギンチャクがどのような行動を取るか暫く小まめに観察して、定着を見守ってあげてください。
餌
イソギンチャクは体に光合成をする褐虫藻をもっており、それが光合成で得るエネルギーを用いて生きています。そのため適切な強さの光があれば餌は与える必要はありません。
触手が縮んで戻らない、痩せてきてしまったなど、元気がない様子がみられたなら、栄養が足りていないことが原因の大半です。照明の光を強くするなどしてみましょう。それでもまだ元気がなさそうな時はエビやアサリのむき身、魚肉などの動物性のものを細かく刻んで、ピンセットで触手に乗せてあげましょう。頻度は3日に1回で十分です。また、食べ残しは水の汚濁に繋がるので、なるべく早く取り除いてください。
ポンプの吸い込み口
小さなイソギンチャクのサイズによっては中に吸い込まれてしまったり、大きなイソギンチャクであっても、吸い込み口に体の一部が吸い込まれて傷を負ってしまい、その部分から死に至るケースも。ライブロックで覆い、事故を未然に防ぐようにしましょう。
イソギンチャクの見分け方
触手をしっかり伸ばしていて、口を開いていないものを選ぶようにお勧めします。触手がだらしない、口がぶよぶよして開いている、体に傷があるものは健康的でないイソギンチャクです。また、薬品や貴金属に敏感なので、以前に薬などを使用したことがある水槽での飼育には注意が必要です。
まとめ
イソギンチャクは海水魚たちの遊び場として、また水槽を神秘的に見せる彩りとしてなくてはならない存在です。デリケートな生き物だという事は理解していただけたと思うので、飼育する前にしっかり基礎を押さえておきましょう。
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