現代のイメージとは正反対な『カワウソ』の名前の由来とは?
かわいいイメージとは程遠い?『カワウソ』の名の由来
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動物園や水族館では、子どもから大人にまで大人気のカワウソ。
そのカワウソの名前の由来を知っていますか?
普通に想像をすると、川にいる嘘つき?
それくらいしか思いつきません。
キーボードで『かわ』という文字を変換してみると、川、皮、革、河、側、鈹…が出てきますが、カワウソは川で水浴びをする動物ですので、この中ではやはり『川』が当てはまりそうです。
次に、『うそ』では、嘘、鷽と出てきました。
鷽が何なのかを調べてみたら、鳥の種類ですので関係ないようです。
カワウソはやはり『川嘘』なのでしょうか。
詳しく掘り下げていきたいと思います。
古くからの言い伝えから生まれた名前
『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』という平安時代中期に作られた辞書によると、カワウソのことは、「乎曽(ヲソ)」と書いてあるのだそう。
川に住むヲソ→カワヲソ→カワウソ…こんな感じで変化したのでしょうか。
やはり『川』の字は正解でした。
しかし、『ヲソ』はどういった意味があるのでしょうか。
実は『ヲソ』というのは、『おそろしいもの』という意味なのです。
あのかわいらしいカワウソの見た目からは、どこが恐ろしいのか想像もつきません。
『ヲソ』のおそろしさは、ライオンや熊など襲われるかもしれないような獰猛なおそろしさではなく、もっと神秘的で正体がよくわからないような、例えば宇宙人に対するおそろしさなのかもしれません。
日本でおなじみのカワウソの種類と名前の由来は?
世界中には13種類のカワウソが生息しています。
日本には『ニホンカワウソ』が生息していましたが、1979年以降に発見された例がないため、残念ながら現在は絶滅種となっています。
しかし、それ以降も四国を中心に日本各地で目撃情報があるため、生存の可能性もあるのだとか。
こんなに長い間、正式に確認されていない中で、もしも『ニホンカワウソ』がまだ生息していたら…と考えるとワクワクしますね。
ところで、日本でペットとして飼われている『コツメカワウソ』を知っていますか?
カワウソの中でも一番サイズの小さな種類で、小型犬ほどの大きさ、動物園でも大人気のカワウソです。
その『コツメカワウソ』という名前の由来ですが、足にある小さな爪が名前の由来となっているとのこと。
では他のカワウソに爪がないのでしょうか?
実は、爪がないカワウソは1種類だけいます。
『ツメナシカワウソ』、そのままの名前です。
その他のカワウソには爪がありますが、コツメよりもはるかに大きく、引っかかれたら間違いなく大怪我をしてしまいそうなほどなのです。
まとめ
カワウソは、『川に住むおそろしい生きもの』という古くからの言い伝えが元になり付けられた名前です。
しかし、動物園や水族館で見かける、『コツメカワウソ』からはおそろしさなんてまったく感じないので、あまりピンときません。
そもそも、『コツメカワウソ』は東南アジアに生息するカワウソです。
今でこそ日本で数多く飼育されているものの、日本で名前が付けられた時代に生息していたカワウソというのは、おそらく『ニホンカワウソ』ではないかと考えられます。
『ニホンカワウソ』は『コツメカワウソ』よりもかなり大きなサイズのようです。
体長が90センチ〜130センチ、体重5キロ〜12キロですので、『コツメカワウソ』と比べると2倍ほどの大きさです。
そんな大きなカワウソが、近所の川で水浴びなどしているところに遭遇してしまったら、怖くて身震いしてしまうかもしれません。
するどい爪で引っかかれたら大怪我をしてしまいそうです。
それこそ、今で言えば熊のような存在だったのかもしれません。
そう考えると、『川に住むおそろしい生きもの』という名前もしっくりくるような気がしますね。
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