脳も心臓もない!?摩訶不思議なクラゲの魅力に迫る
クラゲには脳も心臓も血管もない!?
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半透明なクラゲは体も透けていますが見てみると、脳や心臓のようなものがない…!?
そう、クラゲには脳や心臓、血管もないのです。
では、クラゲは一体どのように動いたり、捕食しているのでしょうか?今回はそんなクラゲの謎と魅力に迫ります。
脳や心臓がない、クラゲの生態とは?
クラゲには、脳や心臓、血管がありません。この時点で他の生物とは生態がまったく異なっていますよね。そんなクラゲですが、体内には「散在神経」が張り巡らされていて、神経が刺激されることで動くといわれています。
私たちも熱いものを触ると反射的に手を離しますが、これと同じようなことがクラゲにも起こっていると考えられています。クラゲもエサを捕食しながら生息していますが、この行動も触手が反応することで捕食することができています。
さらに、クラゲは光合成の働きでエネルギーを生成できることも分かっています。つまりクラゲは太陽光を浴びるだけで生きられるのです。
そして、くらげは見た目がプルプルしていますよね?それもそのはず。クラゲは9割以上が水分でできています。体の中には体液を全身に送る管があり、傘を動かして栄養を全身に届けているのです。
クラゲ以外にも脳がない生物はいる
脳がない生物と聞くとあまりイメージが湧かないかもしれませんが、自然界には脳がない生物も実は多く存在しています。
代表的なのは「刺胞動物」です。クラゲも刺胞動物の一種ですが、この刺胞動物の多くは脳がありません。刺胞動物は現在約11,000種生息が確認されています。数字を見たら、意外と多いですよね?
クラゲ以外の刺胞動物として挙げられるのは、ウニやヒトデ、イソギンチャク、サンゴなどです。これらの生物には脳が存在しません。
クラゲはちゃんと寝ている
脳がないクラゲですが、実は睡眠はきちんととっています。
睡眠=脳の休息というイメージがありますよね?
自然界で眠ることは、実はとてもリスクが高い行為です。
寝ている間は隙が生まれるので、捕食される可能性が高いにも関わらず、睡眠に近い状態となるのは何らかの意味があるはず。とある研究結果では、眠らないと生命活動に影響を及ぼすともいわれています。おそらく体力を温存するという意味合いがあるのだと思われますが、クラゲの行動に関しては現在もハッキリ解明されていません。
クラゲに記憶はあるのか?
脳がないということは記憶もしていないと思われがちですが、最近は記憶と脳の関係について、興味深い研究が行われています。
プラナリアの実験
ある科学者がプラナリアという生物で実験をした結果、脳以外にも記憶が備わっていることが明らかとなりました。プラナリアは頭がなくなっても記憶がなくなることはなく、脳を再生することができたようです。この現象は中枢神経が関わっているとされ、検証の結果、プラナリアは学習を経て脳を再生できることが分かりました。
つまり、記憶は脳だけではなく、その複雑な情報は末端神経にも存在している可能性が高いということです。
クラゲにも記憶が備わっている可能性がある
ご紹介した通り、クラゲの体内には神経細胞が張り巡らされています。そのため、脳以外で記憶をしている可能性が十分考えられます。現に、クラゲのような刺胞動物は体の一部分が無くなっても、同じように再生することができるのです。
脳がないにも関わらず、このように生命維持に繋がる再生が行われるのは、脳以外に記憶が備わっているためだとも考えられています。
死なないクラゲ「ベニクラゲ」
クラゲの中でも死なないといわれている「ベニクラゲ」の研究を行えば、クラゲの記憶に関する新たな発見があるかもしれません。このように、クラゲは未だに神秘的な謎に包まれているのです。
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